インタビュー

私らしく人生を歩みたい―。
そうは思うものの、そもそも「私らしさってなんだろう」と疑問が浮かぶ人もいるはず。
「La-Chic」では様々なフィールドで「私らしく」生きる女性=“ラシカりすと”達にインタビューしながら、読者の皆さんと一緒にそのヒントを見つけていけたらと思っています。

今回のラシカりすと

折井正美さん

サーティワンアイスクリーム/司や

折井正美 さん

人生は一期一会。
自分のために、そして人のために。【前編】

富山県内で31アイスクリームと司やを営む折井正美さん。
その交友関係は驚くほどに広く、一般の主婦や若者~政治家、有識者にまで至ります。そんな折井さんはどんな人生を歩み今の生活を送るようになったのでしょうか。これまでの軌跡を伺っていきたいと思います。

富山の人脈モンスター⁉
その正体は?

100061_01.jpg

富山県富山市内で4店舗の31アイスクリームの経営と司やの経営を行う折井さん。
そんな彼女の最初の転機は18歳という若さで訪れます。

 

若くして結婚、出産。そして離婚を経験します。

結婚、出産を経ているとはいえ、まだ随分と若い彼女は実母(当時まだ40代前半)に子育てを支えてもらいつつも、当時、親戚が店長を務めるディスコへ友達と遊びに出かける時間が楽しかった、と振り返ります。

音楽が好きだったことから、人との繋がりも拡がり、そのご縁で富山市桜木町でスナックを経営することに!!!
当時を振り返り、「あれは完全に“ノリ”だったと思います。」と話します。

しかし、スナックのママになると、あっという間にお店は大繁盛。店先には行列ができるほどで、1店舗だけでなく、2店舗の経営をするほどに大躍進を遂げました。

 

成り行き任せで始めたスナックから一転。
31アイスクリームオーナーに。

「右も左も分からない中での毎日でしたが、その時に知り合ったお客様や関係者の方には本当にお世話になって、今でもずっと仲良くさせていただいてます。」

すでに幅広い人との繋がりが出来始めていました。

その後、再婚。
この時、順風満帆だったスナックをチーママに譲ることを決意します。

スナックを譲ることを決断した途端に、ひょんなことから「31アイスクリーム」の事業継承をする話が浮上します。
動揺は感じたものの、“やってみよう”と決意。

これまで地元のスナックを経営していたところから、急に大きな組織に関わることになり、それまでには経験したことのなかったような県外での研修・出張の日々が始まります。

「研修で勉強しているうちにだんだん楽しくなってきたんです。学ぶことも面白くて、”凄い”という驚きの連続でした。」

100061_02.jpg
△写真はアピタ富山店。

 

不思議と上手くいく。
その理由は何故?

折井さんが運営する31アイスクリームは、気付けば本部からも注目されるほどの優秀なショップへと成長。富山市太郎丸にある富山ロードサイド店の継承を皮切りに、アピタ富山店・天正寺店・ファボーレ店、と続々と拡大させていきました。

その間に夫とともにそば・丼のお店「司や」もオープンさせます。

100061_03.jpg

綿密な計画や目標があったのではないか?と折井さんの策略家な一面を探したくもなりましたが、彼女からは
「これまで大体なことはアバウトで、思い付くままに生きてきました。けど、やることやること上手くいくことばかりで。なんでだろう…。」
と自問自答の様子。

うまく言った理由をよ~く考えてみてほしいとお願いすると、
「やりたいことは、どれも一人では出来ないことばかりで、周りを頼って、助けてもらってきたからこそ、やり遂げてくることが出来た気がします。常にうまくいってるわけではないけど、失敗も学びですしね。」
と話してくれました。

 

――後編につづく。

折井正美さん
プロフィール

折井正美 さん

ラシカりすと File005

富山市内でサーティワンアイスクリーム・司やを経営