インタビュー

私らしく人生を歩みたい―。
そうは思うものの、そもそも「私らしさってなんだろう」と疑問が浮かぶ人もいるはず。
「La-Chic」では様々なフィールドで「私らしく」生きる女性=“ラシカりすと”達にインタビューしながら、読者の皆さんと一緒にそのヒントを見つけていけたらと思っています。

今回のラシカりすと

浅島 麻希子さん

アスリートフードマイスター1級

浅島 麻希子 さん

私にしかできないことは絶対にある!
自分の信念を持って夢に向かう【後編】

日本カヌー協会の栄養スタッフとして、東京オリンピックにも帯同された浅島さん。
前編では、浅島さんの家族とのエピソードや資格取得のきっかけなどを伺いました。
後編ではいよいよ、今後の未来展望や「私らしさ」について迫ります。

最新のスタジオでトレーニング。
自分自身の身体と知識をアップグレード!


ーお仕事をしていく上で気をつけていることは何ですか?

海外に行くと、睡眠時間が短い生活が続きます。
行っている間はアドレナリンがでているのか、全然平気で仕事をしているんですよ。
でも帰ってきた瞬間に疲れを感じたり、鏡を見て「あれ?シワ増えてない?」みたいなことになるんですよね(笑)。
遠征帯同は体力勝負なので体力作りのためにパーソナルトレーニングに月1~2回通っています。
わざわざ東京のスタジオまで行っているのですが、やはり東京では最新の情報を得られるので大切な時間になっています。
 

 

 

大事なのは、健康と美と体力!
エネルギーのあるうちは動き続けたい。


ー今後の夢や目標を教えてください。

まずはパリオリンピックにカヌースラロームチームのスタッフとして帯同することが目標です。
その次のサンフランシスコ、シドニーオリンピックまで帯同するとちょうど60歳ぐらいになるので、そこまではアスリートフードマイスターとしてやっていきたいと思っています。
そのあともエネルギーのある限り動き続けたいですね!

この仕事をしていると「健康と美と体力」が大事だなと感じるので、第二の人生が終わった時にはそこに力を入れていきたいなと。アスリートフードマイスターの経験を生かして「美と食」「健康と食」を大事にしていきたいです。
身体の中から健康で美しくなれるように、身近な食材を使って、簡単で美味しくて栄養満点なレシピなどの情報が提供できたらなと思っています。
これをやるには、自分自身が健康で美しくいないと説得力がないので、頑張りたいです(笑)。

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↑オーストリア合宿にて日本らしさを伝えるために作った「のり弁」。

 


私にしかできないことがある!
ブレそうになっても自分を信じ進んでいく。


ーでは最後に、浅島さんにとって「私らしさ」とは?

この仕事をしていると、良くも悪くもいろんな情報やご意見をいただきます。
またアスリートフードマイスターが国家資格ではなく認定資格だというのもあったのか、反発もあったり…。最初のうちはそういったことに左右されていたんです。
どうしても、私がやっていることは正しいのかなとか迷いがでてしまうんですよね。


でもある時から「私にできること、私にしかできないこと、私らしく」という言葉を呪文のように唱えるように心掛けてきました。ブレてしまいそうになっても、自分に言い聞かせながら進むようになりました。
「私にできること、私にしかできないこと、私らしく」が私らしさだと思っています。
私にお仕事をくださっていることに甘えず、毎回毎回初めての気持ちで、その時その時を大切にして精一杯やらせていただいています。
 

浅島 麻希子さん
プロフィール

浅島 麻希子 さん

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2017年、富山県カヌー協会のスタッフとして携わったことをきっかけに、アスリートフードマイスターとして選手たちの支援をしている浅島さん。
現在も国内外の遠征や合宿に帯同し、栄養管理をしています。