過去も未来も変わらないこと。――それは『感謝し続けること』【後編】
後編では、彼女の思い描く未来展望や目標、そして「私らしさ」について掘り下げていきます。
周りの子どもたち・女性を応援したい!
やりがいを見つける場所「アコルデス」を運営
――今後やってみたいことや、力を入れたいことはありますか?
子どもが生まれたことで、自分自身の世界が広がったように感じます。子育てを通じて視野が広がった、といいますか…毎日の発見が「面白い!」と思えるようになりました。
―お母さんは子どもが生まれたことで趣味を諦めなければいけない?
―いいえ、そんなことはありません!
「女性が趣味を諦めずに、子連れで習える場所を提供したい」と思い立ち、カルチャースクール&癒しスペース「アコルデス」をOPENしました。ここは主に、子どもと女性のための活動場所を提供し、やりがいを見つける支援をしています。
具体的には、「ものを教えたいけど、場所がない」という人に、1時間1,000円という格安で場所を貸し出しています。
もちろん利用者は全員子連れOK!おんぶや抱っこしながらレッスンする先生もいらっしゃいます(笑)
正直、収支は赤字ではありますが、自分のやりがいのために運営しています。
「生きる」ということを体感してほしい。
自分の生き方ができたときに
“幸せ”を感じられるから。
――これからの目標や夢はありますか?
人生でこんなに踊れるのはあと数年だろうな、と感じています。だからこそ、自分のためというよりも、誰かの手助けをしていきたいという想いが強くなってきました。
それは、人に限ったことではありません。動物も同じです。
そうした想いから、数年前から「ドッグレスキュー」にも参画させていただいております。
ドッグレスキューとは、保護された犬を家族として迎え入れる事業です。実際に、過去には3匹保護したこともあります。
恵まれない子どもたち・動物たちに手を差し伸べていきたい。
居場所を作ってあげたい。
そんな想いが今は強いですね。
もちろん、フラメンコ教室に対しても真摯に向き合っています。
現在生徒は80人ほどいらっしゃいます。だからこそ、自分が強くならなければ。
自分がちゃんとしていないと、誰も見向きもしないし、助けてくれない。
私のことを見本にしてくれる人たちがいるという自覚を持ち、「人としてどうありたいか」と常に自問自答しながら、前に進んでいきたいです。
後ろは振り返らない。立ち止まらない。
ただ、前だけをみて生きていく。
――では、最後に。
単刀直入に「私らしさ」とは何でしょうか?
難しい質問ですね(笑)
でも、過去・現在・未来、ずっと変わらないことがあります。
それは「感謝し続けること」。
今の自分は、前しか見ていないんです。
もちろん反省は必要です。だけど、立ち止まることはない。
それは、私を支えてくれる人がたくさんいるということを知っているから。
すべての人への感謝を忘れることなく、自分の信念のままに生きていく。
それが、私の思う『私らしさ』です。
フラメンコという「感情」を表現する活動を通じて、島田さんが伝えたいこと。
今回のインタビューで、彼女の生き様が垣間見えたように感じます。
今後の島田さんの活動にも注目です!