インタビュー

私らしく人生を歩みたい―。
そうは思うものの、そもそも「私らしさってなんだろう」と疑問が浮かぶ人もいるはず。
「La-Chic」では様々なフィールドで「私らしく」生きる女性=“ラシカりすと”達にインタビューしながら、読者の皆さんと一緒にそのヒントを見つけていけたらと思っています。

今回のラシカりすと

岡村祥子さん

クレッシェンド

岡村祥子 さん

「誰もが心にレッドカーペット」
まさに、これが私の生きる道。【前編】

現在御年65歳。体育教師や体操サークル活動などの経験を経て、50代から美姿勢美脚・ウォーキングなどの勉強をし始めたという岡村さん。今年は、ミセス・オブ・ザ・イヤー日本グランプリを目指し日々邁進しているそうです。
彼女を突き動かすものとは何でしょうか。前編では、岡村さんの活動のきっかけや原点について伺いました。

遅すぎることはない。
諦めるのはもったいない!

ー50代になってからウォーキング講師やトレーナーとして活動を始められたんですね。
きっかけは何だったのでしょうか?

元々体を動かすことが好きだったので、体育教師として4年間勤務しました。でも当時から、猫背で下半身デブな自分がとにかく嫌でした。

結婚後、出産を機に教師を辞め、次女が1歳になった時に、近所の保育士資格を持つ仲間と一緒に『託児付き健康体操サークル H2O』を立ち上げ健康体操の講師をはじめたんです。それが現在の『NPO法人元気やネット』発足の基になっています。
 
40代までは5人の子育てもあり、社会と関わる機会も遅れ、プロとしてのコンプレックスを克服したくて、いろんなことに挑戦してきました。神社・仏閣、瞑想に興味を持ち始めたのは20年ほど前ですかね。今は瑞龍寺での朝坐禅で内面をクリアにする時間を大切にしています。
そうやって色々な体験を通して、60代になってようやく、人生が変わる出逢いをしました。
それが、2016年に出逢ったrfcaの石井先生※と、石井先生のご紹介で昨年師事したウォーキングの浅井香葉子先生です。
※re・Frame conditioning Academy代表 石井完厚氏
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―なるほど。60代にして運命的な出会いだったんですね。
石井さんや浅井さんからはどんなことを学んだのですか?

石井先生からは骨格ラインから美しく機能的な身体をつくる理論を教えてもらいました。何よりも、石井先生自身の“最先端を常に学ぼうとする姿勢”に感銘を受けました。また、そこに集まるプロ意識の高い方々との交流も宝物です。

そして、昨年、65歳で運命を変えるような出会いがありました。それがMUSEL Walking & Life Academyの浅井香葉子先生です。石井先生からのご紹介でした。
浅井先生のメソッドには、2020年に作った『Zenコンディショニング』の足りない部分を満たしてくれる、静のウォーキング理論がありました。また、エレガントなウォーキングに欠かせない体の使い方が本当に深いんです。

口で説明することは難しいのですが…(笑)ポージング、ウォーキング、所作を飾りたてるのでは無く、内面を磨き、それがあふれるように、私がなんとなく「こうやりたい」と思っていたことを、きちんとやっている方ですね。私も、いくつからでも成長できると信じて、静と動、併せて自分を磨き続け、生き方が変わるようまウォーキングを広めていきたいです。
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私だからできること、
私だから伝えられることがある

―現在はウォーキングやZenコンディショニングの講師として活躍していらっしゃいますが、何か心掛けていることはありますか?

富山県内には、私より美しく歩く先生や、深い知識をお持ちの先生もいらっしゃいます。以前はそういう方々と自分を比べていましたが、”若くない”からこそ、「自分の悩みを分かってくれそう」というお客様に、こちらの発信が説得力を持って伝わるようにと考えています。

それと、“私自身が変わること”も大事だと思っています。講師である私が変わる姿を見て、元気づけられる人も必ずいると信じています。それが、ひいては日本の元気に繋がるといいな、と思います。

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前編では、岡村さんの過去や考え方を変えるきっかけを伺いました。
後編ではさらに、彼女の活動の軸となるものや未来展望について掘り下げていきます。

岡村祥子さん
プロフィール

岡村祥子 さん

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1956年生まれ。
5人の子育てを卒業した姿勢と歩き方トレーナー。
ウォーキング・コンディショニングレッスン「クレッシェンド」代表。