インタビュー

私らしく人生を歩みたい―。
そうは思うものの、そもそも「私らしさってなんだろう」と疑問が浮かぶ人もいるはず。
「La-Chic」では様々なフィールドで「私らしく」生きる女性=“ラシカりすと”達にインタビューしながら、読者の皆さんと一緒にそのヒントを見つけていけたらと思っています。

今回のラシカりすと

岡村祥子さん

クレッシェンド

岡村祥子 さん

「誰もが心にレッドカーペット」
まさに、これが私の生きる道。【後編】

現在御年65歳。体育教師や体操サークル活動などの経験を経て、50代から美姿勢美脚・ウォーキングなどの勉強をし始めたという岡村さん。今年は、ミセス・オブ・ザ・イヤー日本グランプリを目指し日々邁進しているそうです。
後編では、彼女のこれからの生き様や未来展望について伺いました。

立ち止まってしまった時。
そんな時こそ、周りを巻き込んでしまおう!


ー今年の3月には、ご自身が主催者としてイベントを開催されていますね。
どういう想いで、どんなイベントを企画されたんですか?

『誰もが心にレッドカーペット』という名の、メッセージを持って自分を表現するウォーキングショーです。「かっこよく歩いて、かっこよく生きよう」という私のコンセプトを軸に、歩くことを通して、自分の可能性を感じるこをが出来るイベントを企画しました。

目の前に真っ直ぐ伸びた18mのレッドカーペット。それはそのまま、自分の人生なんです。
“足の裏で、大地のエネルギーをとらえて、しっかり歩くこと”
“自分の人生を自分の脚で歩くこと”
なんだか最近、エネルギーが落ちているように感じている日本を、元気にしていきたい。そんな想いで、仲間たちと一緒にレッドカーペットの上を歩きました。


これを企画した時は、自分のやりたいことがあるのに発展できない、くすぶっているときでした。そういう時こそ、周りを巻き込んで一歩踏み出すんです。イベントをやることで、私自身とても勇気づけられました。
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人の前に立つ立場だからこそ、
自分を素敵に魅せることが役目

―さらには、今年はミセス・オブ・ザ・イヤーにも岡村さんご自身が出場されると聞きました。昨年は講師という立場だったかと思いますが、今年はどうして出場を決めたのですか?

レッドカーペットのイベント前日に、「外見革命」という講座を受けたんです。東京から2名の講師がきて、骨格や肌色をみて服を選んでくれました。最初に提示された服を見て「こんな服着たことない!無理!」って言いましたね(笑)でも実際着てみると…不思議と似合うと思えるようになりました。今まではすっぴんジャージが当たり前だったんですが、それを機に自分の見た目も気を付けるようになりましたね。
「人の前に立つ立場だからこそ、皆の気持ちを高めるように。自分を素敵に見せることは、役目のひとつだよ」、と講師の先生からアドバイスをいただきました。


それと同時に「教えるためには、やっぱり自分も体験してみよう!」と思ったんです。今はとにかく、ミセス・オブ・ザ・イヤー日本グランプリを目指し、表現者としての経験と実績を積み、説得力のある発言が出来るようになりたいと思っています。その後はまた姿勢と歩き方トレーナーとしての活動を80代まで続けます。運転、どうしようかな…(笑)
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好きなことに、
ただシンプルに向き合ってみる

―最後に、岡村さんにとって「私らしさ」とは何でしょうか?

心から好きなことに、ブレずに向かい合ってみて、ようやく「私らしさ」って見えてくるんです。
心や身体、境遇など、自身のマイナス面にも逃げず、気にせず、シンプルに向かい合ってみる。その経験から得られた感覚を大切にすると、内面に軸ができてきます。それがいつか私らしさなのだと自覚でき、自敬の念に繋がってきます。
あなただからできること、あなただから伝えられることがきっとあります。
大いなるものに未来の自分を繋げていく。感謝する。自分を磨く――これらを信じて、これからも一歩一歩進んでいきたいですね。
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教える立場として、また、表現者として、日々美しくなり続ける岡村さんから目が離せません!
今後も彼女の活躍に注目です。
 

岡村祥子さん
プロフィール

岡村祥子 さん

ラシカりすと File016

1956年生まれ。
5人の子育てを卒業した姿勢と歩き方トレーナー。
ウォーキング・コンディショニングレッスン「クレッシェンド」代表。